窓の断熱・遮熱方法

建物で熱の出入りが一番多い場所、実は窓なのです!!

夏、窓から熱が入ってくる割合は71%

夏、窓から熱が入ってくる割合は71%

夏の冷房時に外から熱が1番入ってくる場所は窓です、冬の暖房時一番熱が出て行く場所は窓です。夏は熱が入り、冬は熱が出て行く、「窓は熱の通り道」です。

外からの熱を遮断し、部屋の熱を逃がさないような窓にすれば冷暖房のコストは大幅に削減されます。

冬、窓から熱が逃げ出す割合は48%

冬、窓から熱が逃げ出す割合は48%

右データから見て解るように熱は窓から一番出入りしています、つまり窓ガラスを熱を逃がさないガラスに変えれば断熱効果があがります。

断熱効果のあるガラスには、複層ガラス・高断熱複層ガラス・遮熱複層ガラスがあります。複層ガラスで43%、高断熱複層ガラス・遮熱複層ガラスで64%も通常の一枚ガラスと比べて断熱効果がアップします。

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ガラスで断熱する方法

複層ガラスの構造図

ガラスで改善する方法にはペアガラス(複層ガラス)や真空ガラスがあります。

ペアガラスは外の冷気をシャットアウト。その秘密は2枚のガラスに密閉された空気層にあります。原理はポットと同じで、室内と室外の間に空気層をつくる事で熱の移動を防ぎます。

※空気は水の30分の1、木の8分の1、と熱を伝えにくい物質です。

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冷房の効きが悪いお部屋に最適です。

3mm1枚ガラスに対して3mm+3mmペアガラスは約2倍(21%カット)、Low-Eペアガラスは4倍から5倍(51%〜60%)も太陽の熱の侵入をシャットアウトします。したがって、冷房の効きが断然違いますので西日の強い窓にはとくにお勧めします。断熱だけでなく遮熱にも有効です。

ペアガラス(複層ガラス)は熱の侵入を通常の4〜5倍シャットアウト

ペアガラス(複層ガラス)は断熱だけでなく、不快な結露、防音、さらにLow-E複層ガラスには紫外線カットの効果もあります。Low-ペアガラスのさらに進化したガラスとして2枚のガラスの間が真空な真空ガラスもあります。

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二重サッシ=樹脂製の断熱内窓による改善

室内(窓枠)にもう一つ樹脂製のサッシを取付けることで、ペアガラスのようにサッシとサッシの間の空気層で断熱する方法があります。断熱の性能は高断熱複層ガラスとほぼ同じです。樹脂製の断熱内窓は気密性が高く、防音性能ではペアガラスよりも防音性能が高いです。

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