泥棒が住宅に侵入する方法で最も多いのは、ガラス破りです。戸建て住宅においては70%以上、マンションなど集合住宅において20%以上がガラス破り。なんと普通のガラスは十数秒で破られてしまいます。
玄関ドアの鍵のピッキング対策が一段と進んだ昨今、窓ガラスへの対策の重要度がますます高まっています。
また泥棒が進入をあきらめる時間は5分が目安。70%近くの泥棒が「侵入に5分以上かかるとその家に入るのをあきらめる」というデーターが発表されています。
防犯対策は、窓ガラスを「防犯ガラス」にすることが最も効果的な対策です。それには信頼できる「防犯ガラス」を選ぶことが大切です。
防犯ガラスは通常2枚のガラスの間に強靭な特殊樹脂を挟み、加熱圧着したガラスです。
挟み込んである特殊樹脂膜により耐貫通性に優れているので、ガラスにヒビは入りますがガラスが簡単には貫通しません。その為、空き巣の手口である「こじ破り」 「打ち破り」に大変強いガラスです。さらに防犯ガラスは、安全性・耐火性・遮音性・紫外線カット性能と、優れた性能を持ったガラスです。
特殊樹脂膜は、耐貫通性にすぐれているためガラスが破損しても侵入しにくく、すぐれた防犯性能を発揮します。
防犯ガラスには中間膜の厚みに30ミル(0.8mm)、60ミル(1.5mm)、90ミル(2.3mm)の3つがあり厚いほど防犯性能が高くなります。『こじ破り』性能は3mmガラスに対して30ミルで7.5倍、60ミルで8倍、90ミルで10.5倍にもなります。『打ち破り』性能は30ミルで17.5倍、60ミルで26倍、90ミルで83倍にもなります。
防犯対策には、「ガラスの防犯性能に関する板ガラス協会基準」に適合しており警察庁から公表されている「防犯性能の高い建物部品(CP部品)」リストに掲載されているグラスアシストの防犯ガラス「GCハイパーシリーズ」をお奨めします。
構成により30〜35デシベル相当の防音性能が期待できます。(サッシ等の条件に影響を受けます)
以上すべての性能基準を満たしたものを目録として公開し、防犯対策部品を選ぶ際の参考とする。